【1ドル161円突破!】米国株式S&P500はどれくらいの影響を受けるのか『ボクのつみたてNISA』で検証してみました!

今回は円安の影響でS&P500の資産がどれだけ増えたかを検証。

具体的には、2023年12月末から2024年7月時点までの為替変動と投資成績を比較し、円安の影響を計算した。さらに、将来的な為替変動がどのように資産に影響を与えるかについても解説。

円安の影響とS&P500

まずは、現在の為替レートについて説明します。


7月3日時点で1ドルが161円になっています。円安が進行している状況です。多くの方がS&P500を保有していると思いますが、これらの資産はドル建てであることを理解しておくことが重要です。


円安の影響について考えると、現在のように1ドル161円で円安方向に進んでいると、お金が増えます。


逆に、もし円高方向に動いた場合、例えば1ドル140円や130円になると、資産は減ることになります。今日は実際に私のつみたてNISAの資産を使ってどれくらいの影響を受けたのかを見ていきましょう。

積み立てNISAの運用状況

2023年の12月末時点で、私はS&P500に3年間で40万円ずつ、合計で120万円を積み立ててきました。

この120万円の元本が、2023年12月末には150万円になっていました。この時の為替レートは1ドル140円でした。

円安による資産の増加

2023年12月末時点での150万円が、現在では198万円に増えています。


ここで為替レートが1ドル140円から161円に変わったことによる影響を見てみましょう。円の価値が下がったため、198万円になったわけです。つまり、1ドル140円で交換できたのが、今では161円必要になったので、円安の影響が大きいことがわかります。

資産増加の内訳

198万円に増えた内訳は、為替の影響と株価の成長の2つに分けられます。


まず、為替の影響についてですが、1ドル140円から161円になったことで、1.15倍の影響がありました。150万円×1.15=172万円となり、約22万円が円安の影響で増えました。残りの26万円はS&P500の成長によるものです。

つまり、48万円増えたうちの約半分が円安の影響で、残りの半分が株価の成長によるものです。円安が進行するほど、ドル建て資産の価値は上がり、S&P500の資産も増えていくことになります。

円高の影響

一方で、円高になるとどうなるのかも考えてみましょう。


もし為替レートが1ドル110円になった場合、161円から110円への変動で資産がどれくらい減るのかを見てみます。198万円の資産が約0.6875倍になるので、約136万円になります。為替だけの影響で62万円も減ってしまうことになります。

まとめ

円安や円高は、S&P500やオールカントリーを保有する際に大きな影響を与えます。


円安が進むと資産が増え、円高になると資産が減ります。この点を理解しておくことが重要です。今回は、私のつみたてNISAの実際のデータを使って、為替の影響を具体的に示しました。

また、計算はあくまでざっくりとしたものなので、細かい部分は異なるかもしれません。何か質問や指摘があれば、コメント欄でお知らせください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA