『新築なのに雨漏りしてる!どうればいいの?』と悩んでいませんか?
新築住宅の雨漏りには『適切な対処方法があります』
それは『住宅瑕疵担保責任保険』というものです。
適切な対処方法をしないと『思わぬ損をしてしまうかもしれません』
この記事では以下の内容がわかります。
➀新築住宅の雨漏りに対する適切な対処方法
➁雨漏りが発生する原因
➂雨漏り修理の費用相場
➃住宅瑕疵担保責任保険について
➄雨漏りのトラブルに関する相談先
この記事を読み終えることで『思わぬ費用がかかったり、トラブルになることを防ぐことができます』
雨漏りは適切な対処方法で解決しましょう!
それでは詳しく見ていきましょう。
目次
1|新築なのに雨漏り!まずはハウスメーカーに連絡しよう
雨漏りを発見したら、まずハウスメーカー等に連絡しましょう。
住宅を購入したさいの不動産関連の書類を探し出してください。
➀まずはハウスメーカー等に連絡する
➀ハウスメーカー
➁不動産仲介業者
➂施工業者
➃工務店
わたしの場合は、不動産仲介業者に連絡しました。
その後、施工業者から直接連絡が入り対応という流れになりました。
➁築10年以内なら住宅瑕疵担保責任保険が使える
建物の引き渡しから10年以内なら『住宅瑕疵担保責任保険』が適用され、雨漏りの責任は施工業者になります。
施工業者の責任になるため、もちろん無料修理できるので安心してください。
間違っても、いきなり『雨漏り修理の専門業者』には連絡しないこと。
雨漏りは原因の特定が難しいため、証拠となる『写真や動画』を撮りましょう。
後々のトラブルを防止できます。
2|新築なのに雨漏りする原因は2パターン
新築なのに雨漏りをする原因は2パターンしかありません。
『原因によって対処方法が違うため』注意が必要です。
➀施工不良による雨漏り
原因の1つめは『施工不良』による雨漏りです。
施工不良による雨漏りは主に以下の内容があります。
➀窓枠・サッシ
➁換気口
➂屋根・外壁
新築住宅に関する相談のうち『8割は雨漏りやひび割れ』などの不具合になります。
また不具合発生時の築年数は『築5年未満で60.1%』と多くの割合をしめています。
➁自然災害による雨漏り
原因の2つめは『自然災害』による雨漏りです。
自然災害による雨漏りは主に以下の内容があります。
➀台風による被害
➁ゲリラ豪雨や大雪による被害
➂地震による被害
近年の異常気象により、自然災害が原因の雨漏りも十分に考えられます。
3|施工不良が原因の雨漏りは住宅瑕疵担保責任保険が使える
施工不良が原因の雨漏りには『住宅瑕疵担保責任保険』が使えます。
➀無料で雨漏りの修理ができる
➁引き渡しから10年以内という期限がある
➂雨漏りの原因が瑕疵(施工不良)であること
それでは詳しく見ていきましょう。
➀住宅瑕疵担保責任保険とは?
住宅瑕疵担保責任保険とは、新築住宅に瑕疵(施工不良)があった場合に、補修費用や修繕工事費用に対して保険金が支払われる制度です。
わかりやすく特徴を解説します。
➀保険に加入するのは住宅事業者や建設業者。
➁工事中に第三者による検査を受けている。
➂瑕疵(施工不良)が見つかった場合は無料で補修してくれる。
➃保険期間は引き渡しから10年間。
➄住宅事業者や建設業者が倒産しても保険金は支払われる。
わかりやすく図で解説します。
住宅瑕疵担保責任保険の対象は『構造耐力上主要な部分および雨水の侵入を防止する部分』と記載がありますが、難しいので簡潔に説明します。
➀屋根や外壁
➁窓やサッシのような開口部
➂基礎・土台
②住宅瑕疵担保責任保険の注意点を解説
住宅瑕疵担保責任保険は『国土交通大臣が指定した法人の保険』に限定されています。
国土交通大臣の指定はこちら。
➀住宅あんしん保証
➁住宅保証機構
➂日本住宅保証検査機構
➃ハウスジーメン
➄ハウスプラス住宅保証
この5つが指定されています。
あなたの物件が、この5つの指定先になってるか、不動産書類を探して確認してみましょう。
ちなみに我が家は『➁住宅保証機構』でした。
4|自然災害が原因の雨漏りは火災保険が使える
自然災害が原因の雨漏りには『火災保険』が使えます。
➀雨漏りを修理するための『保険金がもらえる』
➁雨漏り被害から3年以内という期限がある
➂雨漏りの原因が自然災害であること
火災保険を使うと、雨漏りを修理するための保険金はもらえますが『修理工事まではしてくれない』ので注意が必要です。
受け取った保険金で雨漏り修理業者に依頼が必要です。
①火災保険を利用する手順
火災保険を利用する手順は以下になります。
➀保険会社に連絡する
➁保険会社から申請書類が届く
➂申請書類を作成する
➃申請書類を提出する
➄保険の審査を受ける
➅申請内容が認められれば保険金が下りる
➆業者に依頼して雨漏り修理する
火災保険は『火災だけしか使えない』と思ってる方も多いですが、雨漏りにも適用されるので覚えておきましょう。
②火災保険の注意点を解説
火災保険を使う場合には以下の注意点があります。
➀保険の申請に通らない場合もある
➁火災保険の申請は自分で行うのが難しい
➂保険の適用期間は被害から3年以内
➃施工不良か自然災害かの判断が難しい
火災保険の申請は『被害箇所の特定、申請書類の作成、申請手続きなど』自分で申請することが難しく、手間と時間が掛かります。
そこで、おすすめなのが『火災保険申請サポート』の利用です。
火災保険申請サポートは『被害箇所の特定から申請書類の作成まで』サポートしてくれるので、初めての方でも安心して利用できます。
火災保険申請サポートについて詳しく知りたい方は下記記事を参考にしてくださいね。
5|新築で雨漏りした場合の適切な対処方法
ここでは実際に雨漏りを発見したときの適切な対処方法を解説します。
この手順通りに対応すれば失敗しません。
➀雨漏り状況の写真や動画を撮影しておく
まず雨漏りを発見したら『証拠を撮りましょう』
雨が止んでしまうと雨漏りはとまります。
雨漏りした事実を伝えるために必ず『写真や動画』を撮影しましょう。
➁ハウスメーカー・工務店に連絡する
次にハウスメーカーや工務店に連絡しましょう。
その他、以下に連絡してもOKです。
➀不動産屋
➁不動産仲介業者
➂施工業者
➃工務店
我が家は『建売の戸建て住宅』なので不動産仲介業者に連絡しました。
住宅を購入したときの書類を探して連絡しましょう。
合わせて『雨漏りが再発したときの対応』も聞いておくといいです。
雨漏りは原因の特定が難しく再発する可能性が高いので、再発時の対応方法を確認しましょう。
➂火災保険が適用できるか確認する
最後に火災保険が適用できるか確認しましょう。
発生した雨漏りが自然災害だった場合、火災保険を利用して保険金がもらえる可能性が高いです。
火災保険の利用は無料ですし、せっかく加入している火災保険ですから『使わないともったいない』です。
6|新築5年の戸建て雨漏り体験談
ここでは『2021年1月に発生した雨漏り体験談』を紹介します。
➀雨漏りは玄関扉の枠から発生
➁雨漏りは無料修理でおさまった
➂火災保険は適用できなかった
ぜひ参考にしてください。
➀実際の雨漏り状況(2021年1月)
雨漏りが発生したのは『玄関扉の枠』です。
こちらが実際の雨漏り状況です。
なぜ玄関の床が濡れているのか・・・
まさか玄関扉の枠から雨漏りするとは思いませんでした。
築5年程度なので少し残念です。
➁不動産仲介業者に連絡する
不動産関連の書類を押し入れから探し出し、不動産仲介業者へ連絡。
対応も良好で『施工業者から連絡させます』とのこと。
施工業者から連絡があり、詳しい状況を説明し、修理工事の日程を決めました。
➂雨漏りの修理工事をしてもらう
修理当日に来た作業員の方に『雨漏り状況の写真と動画を見せました』
わたし的には原因がどうこうと言うより『とりあえず雨漏りがなくなればOKくらいの感じです』
外壁のジョイント部や継ぎ目の部分に補修材を塗っていた感じです。
無事に1時間程度で工事は完了しました。
➃無事、雨漏りはなくなった
その後、雨が降った日も、台風の日も『雨漏りすることはなくなりました』
原因はともあれ、雨漏りがなくなり一安心です。
もちろん『修理工事の費用は掛かっていません』
➄火災保険が適用可能か確認する
結論から言うと火災保険は適用できませんでした。
➀自然災害による破損が見当たらなかった
➁自然災害による雨漏り原因が見当たらなかった
➂自然災害による雨漏りとは考えにくい
雨漏り状況の写真と動画を証拠に使用。
『火災保険申請サポート』を利用して火災保険に申請できるか無料調査をしました。
火災保険は適用できませんでしたが『無料で雨漏り原因を調査でき、一安心。』
7|雨漏り修理の料金相場
雨漏り箇所ごとの料金相場は以下になります。
雨漏り箇所 | 修理費用の相場 |
---|---|
屋根からの雨漏り | 5~45万円 |
外壁からの雨漏り | 5~50万円 |
天井からの雨漏り | 10~15万円 |
ベランダからの雨漏り | 5~25万円 |
窓枠・サッシからの雨漏り | 5~25万円 |
雨漏り修理は以下のポイントが重要になります。
➀原因箇所はどこにあるのか?
➁被害の大きさはどの程度か?
➂一部分の補修で済むか?
雨漏り修理は被害によって料金は異なりますので、参考にしてください。
8|雨漏りに関するトラブル相談先3選
ここでは雨漏りに関するトラブルの相談先をご紹介します。
➀ハウスメーカーや工務店が対応してくれない。
➁対応してくれたが雨漏りが何度も再発する。
➂修理工事には費用が掛かると言われた。
こんなトラブルになりそうだったら、いち早く相談するべきです。
それでは詳しく見ていきましょう。
➀住まいるダイヤルに無料相談する
住まいるダイヤルとは『国交省から指定を受けている住宅専門の相談窓口』になります。
この『住まいるダイヤル』だけ覚えておけば間違いないでしょう。
➀一級建築士による住宅に関する相談・苦情への対応
➁弁護士・建築士との面談による専門家相談
➂もちろん無料相談(かかるのは電話代のみ)
一級建築士や弁護士などの専門家からアドバイスがもらえるうえ、無料相談なので安心して利用できます。
・平日の10時~17時
・おすすめの時間帯は火曜~木曜の14時~16時
・通話料3分99円(スマホ)
・通話料3分9.35円(固定電話)
・0570-016-100(ナビダイヤル)
・03-3556-5147(直通)
トラブルになりそうなら『まず住まいるダイヤルに相談しましょう』
>>>住まいるダイヤル公式サイトはこちらから
②住宅瑕疵担保責任保険機関に相談する
2つめは住宅瑕疵担保責任保険機関に相談です。
本来、この保険に加入しているのは『建設業者や工務店』が入っています。
しかし、対応してくれないなどのトラブルが発生した場合は直接連絡することもできます。
保健機関経由で建設業者や工務店に話をしてくれるので少しは説得力があるかと思います。
住宅を購入したさいの書類の中に保健機関のパンフレットが入ってるはずなので確認しましょう。
③ホームインスペクションに相談する
ホームインスペクションとは有料のサービスになります。
・住宅診断士による住宅の調査
・雨漏りの根本原因を特定
・住宅のお医者さんという位置付け
・費用相場は5~6万円程度
こちらは最終手段と言ってもいいでしょう。
・住まいるダイヤルに相談したけどダメだった
・保健機関に相談したけどダメだった
・雨漏りが何度も再発してキリがない
このように、あらゆる手段を使ったけどダメだった・・・
という場合に利用してみましょう。
有料サービスではあるものの、確実に雨漏り原因を特定してくれます。
>>>ホームインスペクション公式サイトはこちらから
9|まとめ:新築で雨漏りしたら、無償で修理ができる
新築住宅で雨漏りが発生したら『ハウスメーカー等に連絡!』
雨漏りの原因によって『住宅瑕疵担保責任保険・火災保険』を使い分けて適切に対処しましょう。
それではポイントのまとめです。
➀ハウスメーカー
➁不動産仲介業者
➂施工業者
➃工務店
雨漏りは重大な問題です。
適切な対処方法で『損しない』『失敗しない』ようにしましょう!